2012年02月18日

[挽歌] 小島信夫読本の完成を待っている君たちへ

「小島信夫批評集成」を全巻予約した猛者のみに進呈される特典「小島信夫読本」の制作は、その後いったいどうなっているのか。進捗について水声社から公式にアナウンスされたのは、2011年9月13日付のブログエントリが最後である。「すでにお申込みいただいたみなさまにはかならずお届けいたしますので、いましばらくご猶予をお願いいたします」とのことだが、それから5ヶ月を経過した。この沈黙は何だろう。不気味である。よもや「なかったこと」になっているわけではないだろうが、もっとも当初から発送時期は2011年5月以降と告知されていたわけで、つまり「以降」ということは、2012年5月であっても、2051年5月であっても、とりあえず正当ではある。ここまでスケジュールが遅れていると、なぜ編集作業が難航しているのか、その理由が気にはなる。
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2011年06月09日

[所収] 集英社「戦争×文学」

集英社から刊行中のアンソロジー「戦争×文学」に小島信夫の2作品が収録される。2011年9月配本の第5巻に「城壁」、11月配本の第13巻に「小銃」。個人的に小島信夫の戦争モノとしては「墓碑銘」が真っ先に思い浮かぶのだが、今回のシリーズは中・短編小説を中心に構成するということらしいので、「墓碑銘」ではややボリュームがありすぎるのだろう。

:: 集英社「戦争×文学」オフィシャルサイト
:: コレクション戦争×文学:戦後世代が21世紀に問う 刊行始まる(毎日新聞)
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2011年04月01日

[雑談] 抱擁家族の帯について

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「抱擁家族」単行本には帯が2パターン存在することはご存知だろうか。初版が刊行された1965年に同作品は第1回谷崎潤一郎賞を受賞しており、それ以降は受賞記念の帯に差し替えられた。

■受賞前
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■受賞後
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■背
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2011年03月31日

[続刊] 小島信夫批評集成その後

順調に続刊中。

▽漱石を読む
http://www.suiseisha.net/blog/?p=1504
▽私の作家遍歴I
http://www.suiseisha.net/blog/?p=1592
▽私の作家遍歴II
http://www.suiseisha.net/blog/?p=1642
▽私の作家遍歴III
http://www.suiseisha.net/blog/?p=1666
▽私の作家評伝
http://www.suiseisha.net/blog/?p=1684
▽現代文学の進退
http://www.suiseisha.net/blog/?p=1738

そして「小島信夫批評集成」について、YOMIURI ONLINEの記事も。
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20101124-OYT8T00484.htm
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2010年10月20日

[配布] 小島信夫批評集成 内容見本

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文章に無駄がない。言うべきことだけが言われている。そして、それが打ち消される。回避とはそういうことだ。風が吹き抜けるようにして打ち消されるのだ。そんな小島信夫の評論/批評が今、若い世代の読者に理解されつつあるという。だが、その多くは絶版扱いである。ここに《小島信夫批評集成》として全八巻を編む所以である。(「刊行にあたって」より一部抜粋)
リブロ池袋本店のレジ横にて内容見本を捕獲。年輪を刻んだ渋い表情が印象的な表紙をめくると、編集委員である千石英世・中村邦生・山崎勉の連名で「刊行にあたって」という短い序文がある。さらにリーフレットを観音開きにすると、全8巻の配本月・予価・解説者が一目瞭然。しかし現時点で予価が明記されているのは第1回配本の「漱石を読む」(8,400円)と、第2回「私の作家遍歴I」&第3回「私の作家遍歴II」(共に6,300円)のみ。

そして、全国5万人のコジノブファンが気になるのは「全巻予約申込専用ハガキ」の存在であろう。全巻予約といっても、いわゆる「一括購入」ではなく、配本の都度、書店店頭で購入する形になるようだ(最寄り書店で番線印を押してもらい水声社に郵送)。つまり、「全巻予約ハガキ」というよりも「特典申請ハガキ」といった意味合いが強い。予約者特典は、直筆原稿の複製や単行本未収録のエッセイなどを収載した「小島信夫読本(仮題)」。予約締切は2010年12月末日、特典発送は2011年5月以降とのこと。

僕はこの内容見本を何度も見ては物思いに耽り、ため息混じりにただただ繰り返し眺めている。いったい何を逡巡することがあろう、ファンならば全巻予約して当然ではないか、という思いと、すでに既刊単行本(初版本)を何冊も所持しているのだから、本当の「全集」が刊行される「いつか」を待てばいい、という気持ちが絶え間なく相克している。
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2010年10月01日

[復刊] 小島信夫批評集成

■《小島信夫批評集成》全8巻、10月下旬より刊行開始!(blog水声社)

小島信夫の復刊については、もはや水声社と講談社文芸文庫にしか期待できないという悲しい現状ではあるが、以前から一部ファンの間で噂になっていた批評集(全8巻)の刊行が正式に水声社より発表された。「全集」ではなく、あくまで「集成」である。

今月下旬の「漱石を読む」を皮切りに毎月1冊配本とのことだが、いかんせん定価が高く(各4,000円〜8,000円)、月イチペースでは継続購入する自信がない。そこで年1冊ずつ自分の誕生日に少しずつ買い揃えていこうと計画している。となれば、なんとコンプリートまで8年かかるわけで、全巻揃える前に絶版になりそうな気がしないでもない。毎月は厳しいが、全巻購読するともらえるらしい「小島信夫読本」(非売品)も欲しい。悩むところだ。

第1巻〜第3巻所収の作品は、オリジナル原本の入手が比較的容易である。第4巻〜第6巻の「私の作家遍歴」も傑作評論として名高いものだが、個人的に今回の集成のハイライトは、昨今の古書市場においてプレミア化著しい「X氏との対話」(第7巻)と「漱石を読む」(第8巻)であると思っている。

※追記(10/19)
小島信夫の命日10月26日に書店搬入。部数は少ないそうだ。
http://www.suiseisha.net/blog/?p=1504
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2010年01月06日

[入荷] BASARA BOOKS

吉祥寺・BASARA BOOKSに小島信夫大量入荷。売価不明。
写真を見るかぎり、「寓話」は復刻版(プロジェクトK)のようだ。
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2009年10月27日

[待機] 残光(新潮文庫)

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時は来た!それだけだ。



書影を確認。単行本の平野甲賀ワークスを踏襲。
個人的には、新潮文庫の既刊「アメリカン・スクール」より読まれるべき作品だと思う。
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2009年10月25日

[圏外] 好きな作家アンケート

今日の読売新聞朝刊に、好きな作家アンケートが掲載されていた。
どうやら3年に1度実施しているらしいのだが、色々な意味ですごいランキングに。
01. 司馬遼太郎
02. 村上春樹
03. 東野圭吾
04. 松本清張
05. 宮部みゆき
06. 太宰治
07. 夏目漱石
07. 西村京太郎
09. 赤川次郎
10. 五木寛之
11. 藤沢周平
12. 吉川英治
13. 瀬戸内寂聴
13. 山崎豊子
13. 渡辺淳一
16. 向田邦子
16. 山本周五郎
18. 芥川龍之介
18. 池波正太郎
18. 伊坂幸太郎
18. 内田康夫
22. 井上靖
22. 川端康成
小島信夫は何位なんだろう。高橋源一郎は何位なんだろう。
車谷長吉は何位なんだろう。江戸川乱歩は何位なんだろう。
森敦は何位なんだろう。カフカは何位なんだろう。圏外万歳。
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2009年10月05日

[新刊] 美濃(講談社文芸文庫)

傑作の誉れ高き「美濃」が、まさかまさかの文庫化

講談社文芸文庫。1,785円。発売は11月です。
同月には新潮文庫から「残光」も出ます。11月はコジノブ祭り!
ひょっとしてこれは確変入ってしまったのかもしれません。

管理人による「美濃」つれづれ感想文はこちら
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